
にちは、まさゆきです。
(※派遣会社の労務管理である私のプロフィールはこちら)
今回の記事では、

派遣会社が退職代行サービスを利用されやすいって本当なの?
でも、なんで派遣会社が退職代行サービスされやすいの?
という話しについてまとめてみようと思います。
この記事を書いている私は派遣会社の労務管理をしています。私の経験上でいうと、派遣会社のスタッフは退職代行サービスを利用する割合が明らかに高いと言い切れます。
なぜ、派遣会社のスタッフが退職代行サービスを利用するのかは、以下の私が経験した派遣会社の実情を読んでいただければ分かるかと思います😅
派遣会社は人材確保が生命線・・・

私が働いているのは愛知県の派遣会社ですが、最近の傾向を見ている派遣会社に登録する若い日本人は年々減少傾向にあるとみています。理由は単純なことですが少子化が進む上に、外国人スタッフの台頭があるからです。
そうなると、派遣会社にとって日本人スタッフは非常に貴重な戦力、少し露骨な言い方をすると財源ということになります。
ただ、日本人スタッフは外国人スタッフに比べ離職する確率が非常に高いのも特徴にあります。外国人スタッフのように、自分の母国に帰れば物価が違うので派遣会社の給料で問題なく生活できる、さらに日本国内で住む場所確保できる派遣会社は外国人にとってうってつけの場所といえます。
それに対し、日本人スタッフは日本国内で住む場所が確保されている、なおかつ、正社員として働ける条件があるのに派遣会社で働き続けるメリットはあまりないと言えます。ですから、日本人スタッフは派遣会社に定着しにくい傾向があるのです。
派遣会社はスタッフの退職を渋る・・・

派遣会社はスタッフの登録する際は非常に積極的に進めます。逆に退職しようとするとかなり渋るというのが現状です。派遣会社としては、一人でも働いているスタッフをストックしておきたいと思っています。その為、退職者をよく出す営業所は経営側から退職率を問われます。
その流れは営業所内でも蔓延します。営業所の所長は各労務管理にスタッフの退職を引き留めるように要求します。私の上司は「スタッフの一身上の都合による退職は止めろ」と毎回のように謳っていました。自分の言っていることが、スタッフのことを考えてではないのが明白でもです。
スタッフは派遣会社を離れて新しく仕事を探したい、環境を変えて働きたいと思っているのであれば、それを後押しするのが本来の派遣会社の役目なのにです。
派遣会社のスタッフは退職理由を説明しにくい!

いくら派遣会社のスタッフといっても、辞めたいということを管理者や勤務先の上司に伝えるのは精神的な負担が大きいです。はっきりと、この労働条件に不満があるというスタッフも中にはいますが、全員がそうではありません。
中には気が弱い、押しに弱く言いくるめられてしまうスタッフもします。本来、そこで派遣会社の労務管理がそのようなスタッフの悩みを聞き、退職したいということをくむのが本来の姿です。
ですが、先ほども触れたように派遣会社では運営側からスタッフの退職を止めるようにと圧力をかけています。そうなると、労務管理もスタッフの意思をくみたいという気持ちとは裏腹に、無理やりにでもその職場にとどめようと働きかけます。
派遣会社で退職代行サービスが利用される理由【まとめ】

本来、派遣会社はスタッフが働くことを手助け、サポートするのが役目です。それは単に働いている期間だけでなく、派遣会社を退職して次に職場にステップアップするまでも考えてこそだと私は思っています。現状がおかしいというのは、私も常々思うところがあります。
今回、私がこの記事を走り書きのように書いていますが、それは実際に派遣会社で労務管理として働いているからこそ思うことがあるからです。
そして、そのような思うことがある矢先に退職代行サービスが利用されるようになってきたのは、私的にはよい傾向になると思っています。退職代行サービスがより一般的になれば、派遣会社やその提携先の会社も対応を検討せざるを得なくなりますから。
もし、この記事を見ている方で退職しようか悩んでいるという方がいるようでしたら、思い切って退職代行業者に相談することをおすすめします。退職代行業者によってはLINEで無料相談を受け付けてくれますので、すごく心強いです👍
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